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2022.11.30

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狂犬病とは??

 

最近は、朝晩と急に冷え込みだしましたね。もうすぐ12月で今年も終わりが近づいてますが昼間はまだまだあたたかく油断してしまいます。。。

冬に向けて体調を崩しやすい時期ですので人もわんちゃんもねこちゃんも気を付けたいですね。

 

話は変わりまして、わんちゃんのご家族から、「狂犬病は日本では発生していないですよね?」「狂犬病はうった方がいいですか?」

どんな病気かというよりは、こういったご質問をよくいただきます。

ですので、今回は狂犬病がどんな病気で、どういった決まり(法律)があるかお話していきたいと思います。

 

狂犬病は、「犬」とついていますが、わんちゃんだけでなく、「人」や「猫」も含めた哺乳類全般かかるといわれています。

主に、狂犬病にかかってしまった動物に咬まれ、傷口から唾液に含まれるウイルスが侵入することによりかかります。

一般的に人から人へ感染することはないといわれています。

わんちゃんと人では、ウイルスが入ってから症状がでるまでの期間や症状は違うといわれています。

人では約1~3か月、わんちゃんは約2週間~2か月と症状がでるまで長い期間かかります。

まず、人の症状ですが、最初は熱がでたり、食欲がなくなったり、咬まれた部分の痛みや痒みがでます。

その後、よくお聞きすると思いますが、水や風を怖がるようになったり、興奮性、麻痺、幻覚、精神錯乱などの神経症状がでてきます。

末期になってくると、昏睡状態になり、呼吸障害によりほぼ100%亡くなってしまいます。

わんちゃんの症状は、最初は性格が変わったり、異常な行動がみられることがあります。

その後、人と似ていますが、目に入るものを頻繁に噛むなどの興奮状態になったり、光や音などの突然の刺激に過剰に反応したり、神経が過敏になることがあります。

末期になってくると、全身麻痺による歩行困難や嚥下困難などがおこり、昏睡状態になりほぼ100%亡くなってしまいます。

わんちゃんも、人も、1度症状がでてしまうと、現在有効な治療法はありません。とても怖い病気ですね…。

普段からの予防が如何に大切かおわかりいただけたでしょうか?

 

今度は、「狂犬病予防法」という法律で決まっていることをお話したいと思います。

生後91日を経過したわんちゃん」は「年に1回狂犬病の予防注射を受けさせなければならない」と法律で決まっています。

初めて狂犬病をうつときは、わんちゃんの所在地を管轄する市役所や保健所でわんちゃんの登録も一緒にしなければなりません。

事前に市役所などに行かれて登録することもできますが、注射を初めてうたれる時に、当院でも一緒に登録することもできます。

登録は生涯に1回のみになりますが、飼い主が変更されたり、引っ越された場合、30日以内に変更を届け出る必要があります。

特に引っ越された場合は、人の住民票をうつしても、わんちゃんの登録は自動的にうつらないので、管轄の市役所や保健所で変更を行わなければいけないのでご注意下さい。

登録を行うと、「鑑札」と呼ばれる札が貰えます。そちらをわんちゃんの首輪などに装着しておくことが義務となってます。

2022年6月以降に登録されるわんちゃんで、マイクロチップが入っている子は、マイクロチップが鑑札の代わりになることもあるので、市町村によっては必要ないこともあります。

既に登録が済んでいるわんちゃんは、毎年うつたびに、「済票」と呼ばれる札が貰えます。

「済証」と呼ばれる紙の証明書のみの場合は、自分で管轄の市役所や保健所に登録しにいかなければいけない場合もあるので、必要かどうかご確認下さい。

「済票」も、その年度のものを、わんちゃんの首輪などに装着しておくことが義務となってます。

登録が済んでいて、注射をうたれているわんちゃんは、毎年管轄の市役所や保健所から、「狂犬病の集合注射のお知らせのハガキ」が3月頃に届きます。

ハガキをご持参の上、集合注射に行かれてもいいですし、前回うってからあまり期間があいていない方、体調に不安がある方、日程が合わない方は病院でもうつことができますので、お気軽にご相談下さい。

 

難しいお話が続きました狂犬病ですが、現在、日本のわんちゃんが感染源となった発症例は何十年とありません。

しかし、現在でも多くの国で狂犬病は発生しています。

海外のわんちゃんに噛まれて、日本に帰ってきてから人が発症した例は、2006年、2020年と最近でもあります。

新型コロナが入ってきてすぐに大流行したように、狂犬病もいつまた日本で流行るかわかりません。

万が一の時に、自分のわんちゃんを守るためにも、年1回の予防接種をしていただけたらと思います。

 

以上、AHT 阿部でした🐶