SFTSについて|愛媛県今治市で動物病院をお探しなら『MIRU(ミル)動物病院』へ

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2024.06.02

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SFTSについて

愛玩動物看護師の新居です。

6月にはいり、ますます暑い日が増えてきました。熱中症には気を付けてお過ごしくださいね🥵

 

さて、今年の夏は皆さんどのように過ごされますか?

わんちゃんやねこちゃんとお家でゆっくり過ごされる方もいる一方で、わんちゃんと山にキャンプに行ったり、海に行ったりと夏のレジャーを楽しむ方も多いと思います⛺🍉

ただ、ノミやマダニなどの寄生虫は気温が上がると活動が活発になり寄生虫感染のリスクが上がります😲

ということで、今回はマダニによる感染症「SFTS」(重症熱性血小板減少症)についてお話したいと思います‼

 

 

~SFTS(重症熱性血小板減少症)とは~

SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることで感染するウイルス性の感染症です。

マダニだけではなく、発症している動物の排泄物や体液に接触することでも感染します。

(犬や猫だけではなく、人にも感染します。)

 

 

~症状~

潜伏期間は6日~14日程度と言われています。

主な症状は、発熱、嘔吐下痢、倦怠感、リンパの腫れ、出血症状などがあります。

最悪の場合、亡くなることもあります。

 

 

~対策(イヌ、ネコ)~

●ノミマダニの予防をする。

●マダニがいるような場所(山や森の草むら、広い公園、河川敷の草むら)はさける。

●草むらに行った後は、ブラッシングをしてあげる。

●毛や皮膚にマダニがついてないか見てあげる。

※マダニがついている場合は、無理に取らずに病院にご相談ください。無理にとってしまうとマダニの一部が皮膚に残ったままになり化膿する恐れがあります。

 

 

~対策(ヒト)~

●草の茂った所にはなるべく行かないようにする。

●草むらに行く場合は、肌をあまり露出しないようにする。(長袖長ズボンなど)

 

 

マダニは、SFTSだけではなく他の病気も媒介します。

とても恐い感染症ですが、ノミマダニの予防などの対策をすることで、リスクを下げることができます。

当院には、背中に垂らすスポットタイプやおやつ感覚で飲んでもらうチュアブルタイプがあります。

予防薬の相談などお気軽にお問い合わせください🐶🐱

予防や対策をしっかりして、わんちゃんやねこちゃんとの夏の思い出を沢山作ってくださいね🎐🎆