2020.06.16
ブログ
こんにちは。
動物看護師の魚崎です。
6月に入り、いよいよ本格的に梅雨入りしましたね。
毎年のことですがこの時期はジメジメしていてあまりスッキリしないので私は夏が待ち遠しく思います🌻
さて、梅雨の時期は気温や湿気の関係で、色んな病気が出てきやすい時期です。
今回はこの季節に気を付ける主な病気についてまとめてみました‼
●体調不良
梅雨は気温の変化や多湿によって身体がついていけず、疲れやすい時期です。
この時期はよく元気がない、食欲不振、下痢や嘔吐など様々な体調不良を訴える子が増えます。
特に下痢・嘔吐になった子の中には傷んでしまったご飯を食べてしまったことで起こる場合があります。
わんちゃんやねこちゃんのご飯には様々なものがありますが、ご飯を開封してどのくらいの日数で食べきりますか?
ご飯にはいろいろな成分が含まれていますが、今回注目したいのは酸化です。
ご飯が酸化すると、風味が落ちるだけでなく、ご飯がベタベタしてきたり、色や味が変わってきます。
これにより品質や栄養の低下を招き下痢や嘔吐などの体調不良になることがあります。
特にこの梅雨の時期の高温多湿という環境は菌にとっては最高の環境です。
ご飯が湿気る原因となり、気をつけていないとカビがはえることも・・・
ご飯(ドライフード)は開封してから1か月ほどで食べきるサイズがいいでしょう。
水分が多いご飯(パウチや缶詰製品など)は長持ちしないのでその日のうちに食べなければ処分してください。
これを機に一度お家の子のご飯のサイズを見直してはいかがでしょうか?(^^)
●外耳炎
湿気により耳の中が蒸れることで細菌が増えやすくなり、耳に悪さをすることで外耳炎となることがあります。
普段から耳が赤くないか、臭いがしないか、頻繁に頭を振ったり痒がったりしていないかチェックしてあげてください。
掻くことが増えると、耳や周りの皮膚に傷が出来たり、脱毛がおこったりします。
そのままにしておくと、炎症をおこし、耳が腫れて悪循環となることが多いです。
特にたれ耳のわんちゃんや耳の穴が狭い小型犬などは、耳の汚れが溜まったり、蒸れやすいので気を付けてあげてください🐶
しかし!耳のケアのやりすぎも外耳炎の原因となる場合があるため、気になる場合は気軽にお問合せください。
●皮膚病
高温多湿や紫外線が強くなり、寄生虫も活発になる時期です。
また、換毛期とも重なるため抜けた毛が体に残り、細菌やカビが発生しやすくなります。
主な症状として、普段よりも身体を痒がる、皮膚が赤い・出血している・ただれている、皮膚が見えるほど毛が抜けてしまっている、などがあります。
症状がひどい場合は薬用のシャンプーやお薬の服用が必要となります。
食事などが悪化原因となっている場合などには原因を除去する必要もあります。
わんちゃんやねこちゃんは毛に覆われていて、皮膚炎をみつけるのが難しいため、普段のコミュニケーションの中でチェックしてあげてください♬
以上、梅雨の時期に気を付ける主な病気のまとめでした!
何か気になることがありましたらお気軽にご相談ください!(^^)