2020.11.21
イベントお知らせブログ
こんにちは!
動物看護師の魚崎です。
11月後半になり寒さも一段と厳しくなりましたね。
日差しが恋しい季節となりました🌞
冬場は飲水量の低下によりおしっこトラブルを起こすことが増えますので、おトイレの回数や尿量には十分注意して見てあげてください。
と、いうことで!
今回は冬場になるにつれて増える病気、「尿道閉塞」をご紹介したいと思います。
まず膀胱から尿の出口までの通り道を尿道と呼び、その通り道が何らかの原因で塞がり、排尿が困難になってしまうことを尿道閉塞といいます。
解剖学的な違いからメスよりもオスで多く発症します。
中でも「オスのネコちゃん」で多く見られますが、オスのわんちゃんでも発症する場合があります。
・トイレに何度も行くが、おしっこが少ししかでない
・まる一日おしっこがでていない
・血尿がでた …etc
こんな様子が見られたら要注意です‼
この時点では、尿が少しは出ているため、様子をみられることが多いようですが、繰り返すうちに膀胱や尿道の炎症が悪化し、痛みも伴ってきます。
やがて、尿が全く出なくなります。
この状態から急に悪化することもあります。
尿道閉塞は発見が遅れると嘔吐・元気消失・痙攣・昏睡など場合によっては命の危機に陥ることもあります。
そのため、尿が出ていないときはできるだけ早く病院に連れて行ってあげましょう🏥
特にネコちゃんはもともとお水を飲む量が少ないため、涼しい季節になると飲水量が減ったり、寝ている時間が長くなりトイレにいく回数が減ってしまうことでより濃縮されたおしっこを産生することとなります。
これらが要因となり夏季よりも冬季の方が尿路疾患の発症率が高くなります。
早く対処することがとても重要な病気なので、こんな病気があるということを覚えていてくれると嬉しいです。
最後にお知らせです✎
10月に紹介させていただいたこちらの犬鹿島でのワンちゃんのイベントですが…
コロナウイルスの影響により安全確保の観点から中止となりました。
楽しみにしていた方々にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力いただきますよう、よろしくお願いいたします。