2020.09.30
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もう9月ですがまだまだ暑い日々が続いてますね🌞
わんちゃん、ねこちゃん、ご家族の皆様も体調の変化にご注意下さい。
今回は前回の続きでわんちゃん、ねこちゃんとコミュニケーションをとる際に使う行動をご紹介していきたいと思います。
●匂いを嗅がせる
わんちゃんやねこちゃんにとって「匂いを嗅ぐ」というのは「こんにちは🤝」という意味があります。
挨拶の仕方にそれぞれ違いがあるので分けてご紹介していきますね。
いきなり触ると怖がったり嫌がるわんちゃんやねこちゃんも多いので私はまずこの「挨拶」をすることが多いです。
~わんちゃん🐕~
①姿勢を低くしわんちゃんの目線の高さに近づく
わんちゃんの目線からすると私たち人はとても大きく見えます👀
そのまま上から触ってしまうと覆いかぶさるようにも見え、特に小型のわんちゃんでは怖がる子もいます。
ですのでなるべく姿勢を低くし目線の高さに近づけて下さい。
②手の甲の匂いを嗅がせる
わんちゃん同士ではおしりの匂いを嗅ぐことが多いのですが、人では中々勇気がいりますよね。
なのでその代わりに手の甲の匂いを嗅がせることが多いです。
まずわんちゃんの足の形🐾のようになるべく丸く握りわんちゃんの目線より下からそっと差し出します。
この時、勢いよく差し出したり目線より上から下に振り下ろすように差し出すと吃驚して噛むことがあるので要注意です。
③(嗅いでくれるようなら)徐々に触る
匂いを嗅がないわんちゃんは緊張していたり怖がっていてあまり触って欲しくない状態のことが多いのでなるべく触りません。
嗅いでくれるようなら嗅ぎ終わるまで待った後、そのまま顎下や首をそっと撫で、徐々に頭に近づけていきます。
いきなり頭を触ろうとすると怖がるわんちゃんも多いので下からゆっくり触る方がおすすめです。
~ねこちゃん🐈~
①人差し指を真っすぐ伸ばしそのままねこちゃんの鼻先にゆっくり持っていく
ねこちゃん同士の挨拶は鼻先同士をくっつけ匂いを嗅いだり、お尻の匂いを嗅ぎあったりします。
人では代わりに人差し指を持っていくことで匂いを嗅いでもらいます。👉🐈
ねこちゃんは先の尖ったものが近くにあると匂いを嗅ぐ習性があるのでそちらを利用しています。
その習性に反して匂いを嗅がない場合は、極度に怖がっている場合があるためそれ以上近づかないことをおすすめします。
②(匂いを嗅いでくれたorスリスリしてくれた場合)下顎を撫でる
匂いを嗅ぎ終わったあと…特にスリスリしてくれた場合はゆっくり下顎を撫でます。
ねこちゃんは下顎に「臭腺」と呼ばれる匂いをだすところがあり、撫でることにより匂いが手につきます。
その匂いがついたまま他の部分を触った方が少しでもねこちゃんが安心する要素が増えます。
ただし、長時間触っていると不機嫌になるねこちゃんもいるので注意してください。
●目を合わせる
人にとっては「アイコンタクト」はコミュニケーションの1つになっていますが、
初めましてのわんちゃんやねこちゃんにとっては目が合い続けることは「敵意がある」という意味になってしまいます。
勿論、信頼関係があるわんちゃんやねこちゃんにとっては愛情表現やコミュニケーションの1つとしても使われます。
それぞれ違いに注目してご紹介していきます。
~初めましてのわんちゃん、ねこちゃん🐕🐈~
わんちゃん同士が目を合わせ続ける場合、耳や尻尾などのシグナルを見てにはなりますが、緊張している状況になります。
私たち人でいう「ガンをとばしている」状態です。そのためそのまま喧嘩に発展することもあります。
ねこちゃん同士が目を合わせ続ける場合、まばたきをせず相手の動きをジッと見ていることがあります。
このような状態の時は、相手の動きに合わせてすぐ動けるよう構えていることが多く、此方もそのまま喧嘩に発展することがあります。
なので、特に緊張している初対面のわんちゃん、ねこちゃんとはなるべく目を合わせないようにするのがおすすめです。
それでも勿論目が合うことがあると思います。そんな時は、わんちゃんならば「目をそらす」ことで、
ねこちゃんならば「目をそらす」か「ゆっくりまばたきをする」ことで「敵意がない」ことを伝えます。
~自分の家のわんちゃん、ねこちゃん🐕🐈~
信頼関係ができているわんちゃん、ねこちゃんでは目を合わせることでコミュニケーションをとることができます。
わんちゃんではじっと目が合うのは「大好き」という愛情表現の場合もあります。
特に目が合ってしっぽを振ってくれるようならば、思わず撫でて可愛がっちゃいますね。
ねこちゃんでは目が合って「ゆっくりまばたき」してくれた場合、「大好き」という愛情表現になります。
基本的には同じように「ゆっくりまばたき」することで「大好き」を返しますが、
スキンシップが好きな子は顎の下などを撫でてあげるのも喜ばれることが多いです。
他にも、ごはんや遊んで欲しいなど何かを「おねだり」する時に目を合わせる子がいたり、
名前を呼ぶと目を合わせてくれる上に返事をしてくれる子もいます。
わんちゃんでは何か行動をする時(此方の道に進んでいいか、ごはんを食べていいかなど)に大丈夫か確認したり、
しつけの一環で「アイコンタクト」を使うことも多いですね。
まだまだありますが今回は少しご紹介させていただきました。
同じ行動でも関係性や状況によって違ってくるので難しいですが、少しでもわんちゃんやねこちゃんと仲良くなれると嬉しいです。
以上、看護師の阿部でした🐶🐱