2021.10.04
その他
こんにちは
最近は暑さも和らぎ涼しくなって秋風が吹き始めました。
夜は冷えてきましたので体を壊さないようにしてくださいね
最近は子犬ちゃん子ネコちゃんをよく見かけます。
新しく家族を迎えた飼い主様もいらっしゃるのではないでしょうか。
今後の病気予防のため、避妊去勢や他の手術を考えている飼い主様もいるかもしれません。
今回は手術後、手術部位を舐めないようにする保護器具を紹介したいと思います。
動物は傷を負った時に、傷口を舐めて治癒を促すという本能があります。
野生動物にとっては舐める事は本能的な行動ですが、動物の口の中には様々な細菌が存在しているため、傷口の清潔さを保てなくなる恐れがあります。
また、傷口を舐めたり噛んでしまうと傷口が開いてしまう恐れもあります。
そのため、保護器具は必要になります。
愛犬が傷口を直接舐められないようにして傷口を守るのが保護器具の目的です。
保護器具には二つ種類がありお洋服タイプと首に付けるラッパタイプがあります。
お洋服タイプは術後服のエリザベスウェアといいます。
手術痕や怪我による傷口を舐めさせないことや同居ペットに舐められたり床や壁などに当たったり他の刺激から傷口を守ることができます。
洋服を着るのに慣れている子にはストレスを軽減できます。
ですが脱ぐのがうまい子や洋服が嫌いで噛み破る子には向きません。
手術部位が頭部の場合も保護ができないため向きません。
ラッパタイプはエリザベスカラーといいます。
洋服が苦手な子も着用しやすいことや頭部周辺などの手術や怪我をした子には顔に手でかいたり、色んな所にぶつかったりする子には手術部位をこすれないため向いています。
ただ、着用時の違和感が大きいことや飲食しにくい、
手術部位によっては同居ペットに舐められてしまう恐れがあります。
手術部位によったりその子の性格によって保護器具の選択肢は変わります。
手術の時は気兼ねなくご相談ください。
以上、看護師兼トリマーの藤田でした。