2023.03.27
その他
3月に入り、春らしくなってきました🌸
季節の変わり目にあたるので、わんちゃんもねこちゃんも体調には気をつけたいですね🐶🐱
以前「犬種の由来と気を付けたい病気」をご紹介したので、今回はねこちゃんのご紹介をしていきたいと思います!
ねこちゃんはなかなか普段の生活で気をつけることが難しい病気が多いので、歴史と由来のみの紹介となります🐱
●スコティッシュフォールド
スコットランドで発見された、耳の折れ曲がったねこちゃんが起源となります。
そのねこちゃんが産んだこねこも、何頭か耳が折れ曲がっており、繁殖が繰り返されていきました。
しかし、折れ曲がった耳同士の繁殖は、奇形や聴力などに問題がでるため、一時積極的な繁殖は中止されていました。
その後、アメリカに渡り、交配が再開され、「ブリティッシュショートヘア」や「アメリカンショートヘア」などと交配をし、奇形や聴力などの問題を最小限に抑えることに成功し、現在のスコティッシュフォールドとなりました。
名前は、スコットランドで発見されたので、「スコティッシュ」。
折れる(折れ曲がる)という意味のある「フォールド(Fold)」を組み合わせています。
●マンチカン
遺伝子の突然変異により、自然発生したねこちゃんだといわれています。
色々なところで、見かけられてはいましたが、1983年にアメリカで、トラックの下に逃げ込んだ足の短い野良ねこちゃんが本格的な歴史の始まりといわれています。
その後、保護され、こねこが生まれると、半数以上が足の短いねこちゃんだったそうです。
最初は、同じ種類の足の短いねこちゃん以外と交配していましたが、遺伝子疾患のリスクを下げるためにも、異種交配を繰り返していきました。
そして1995年にTICA(国際的な猫の血統登録機関)で新種として「マンチカン」は認定されました。
名前は、「小さい人」を意味する「マンチキン」が由来となります。
●ブリティッシュショートヘア
イギリスで最も古い猫種で、「不思議の国のアリス」の「チェシャ猫」のモデルとなったといわれています。
元々は、エジプトから持ち込まれたねこちゃんで、ネズミ捕りの名人として重宝されていました。
本来のブリティッシュショートヘアは、「ブリティッシュブルー」と呼ばれるブルー(グレー)の毛色をしていましたが、第二次世界大戦後、チンチラとの交配が積極的に行われ、長毛種や様々な毛色のねこちゃんが誕生しました。
名前の由来は、原産国であるイギリスを「ブリティッシュ」と呼ぶことと、短毛であることが組み合わさっています。
●アメリカンショートヘア
イギリスからアメリカへ渡る時に、同行した短毛のねこちゃん(ブリティッシュショートヘア)がいました。
当初は、ペットとしてではなく、ネズミなどを捕まえるために一緒に連れて行ったといわれています。
アメリカに住みつくと、その土地のねこちゃんと交配を繰り返していき、アメリカンキャットクラブに「ドメスティックショートヘア」として登録されました。
しかし、「雑種」という印象が強く、人気がでることはなかったそうです。
その後、ブリーダーによって、「ペルシャ」と交配をし、純血種として人気が高まっていき、「アメリカンショートヘア」と改名されました。
名前はその名の通りで、「アメリカにいる毛の短い猫」というのが由来となります。
アメリカでは👆の歴史の背景から、「マウサー(ネズミ捕り)」や「ワーキングキャット」と呼ばれることもあるそうです。
●ベンガル
「アジアン・レパード・キャット」と呼ばれるヤマネコと黒猫(イエネコ/ペット)から一般家庭で偶然生まれたスポット模様のこねこが起源といわれています。
しかし、この時うまれたこねこたちは、繁殖させることはありませんでした。
また、発見された頃に、アメリカのカリフォルニア大学で、猫白血病の研究がされており、ヤマネコとイエネコを研究目的で交配させていました。
後ほど、👆の方が大学から引き取られ、アビシニアン、アメリカンショートヘア、エジプシャンマウ、シャムなどと繁殖をさせ、今のベンガルとなりました。
名前は、アジアン・レパード・キャットの正式名称「Prionailurus bengalensis」が由来となっています。
最近は、純血種のねこちゃんをお見かけする機会も増えました。
おうちのねこちゃんはいらっしゃいましたか???
ちょっとした豆知識にはなりますが、色々な由来がありとても楽しかったです🐱✨
わんちゃんもねこちゃんもたくさん種類がありますので、また機会があればご紹介していきたいと思います!
以上、AHT 阿部でした。