2023.06.26
その他
最近は蒸し暑く夏が近づいてきているのを実感します🌻
台風もあり、気圧の差や気温差で体調を崩す子もちらほら見かけます👀
こういう時期こそ熱中症になることがありますので、人もわんちゃんもねこちゃんも気を付けたいですね💦
話は変わりますが、前回に引き続き、ねこちゃんの由来をご紹介していきたいと思います🐱
●メインクーン
起源は色々な説があります。複数ご紹介していきます。
1つ目は1番有力なお話で、北欧出身の猫が、何らかのルートで船に乗り込み、アメリカ大陸に渡りました🚢
その後、その土地の土着猫と交配した説です。
2つ目は、マリーアントワネット説です。
マリーアントワネットが亡命しようとした時に、飼っていた6匹の猫のみ亡命に成功し、アメリカに渡りました。
その猫たちが、その土地の土着猫と交配した説です。
面白い説では、半野生化した猫と、アライグマが交配して生まれたという説もあります🦝
(今では遺伝子的にも否定されており、都市伝説となっています)
名前は、アメリカの「メイン州」とアライグマを意味する「Racoon」を合わせたものという説と、体の模様が、アライグマに似ているからついたという説があります。
また、大きな体が特徴的なので、「世界一大きい猫」、「ジェントルジャイアント(穏やかな巨人)」と愛称で呼ばれることもあります。
●ノルウェージャン・フォレスト・キャット
北欧のノルウェーが原産とされていますが、詳しい起源はわかっていません。
神話にもよく登場する猫で、「女神フレイヤが乗るソリを引いていた猫」や、「北欧神話で登場する雷神トールが持ち上げられなかった猫」はノルウェージャン・フォレスト・キャットがモデルになっているといわれています。
このことから、数百~数千年前から存在していたといわれています。
人と関わり始めてからは、可愛がられるだけではなく、ネズミ捕りとしても大活躍しています🐁
名前は、「ノルウェー」で生まれた「森林の猫」とそのままの意味になります。
その綺麗な被毛や、優雅な立ち振る舞いから、「森の妖精」と別名で呼ばれることもあります。
●ロシアンブルー
複数説がありますが、1番有力説は、ロシア北部のアルハンゲリスク島で自然発生した種類だといわれています。
「アルハンゲルキャット」、「アークエンジェルキャット」と呼ばれる愛称は、この地名に由来しているといわれます。
1900年代には現在の「ロシアンブルー」として認められましたが、認められるまでには、様々な議論があったそうです。
第二次世界大戦後に数が激減し、数を保つため、シャムなどと交配したことにより、ぽっちゃり体系になってしまったそうです。
その後、イギリスやスカンジナビア半島にいたロシアンブルーと交配させ、今のスリムな体系になりました。
他にも、ロシアの皇帝に飼われていた、ヴィクトリア女王のお気に入りの猫の子孫であるなど様々な説があります。
因みに、ロシアンブルーは、「短毛」で「ブルー」の毛色でないといけませんが、「長毛」で「ブルー」の毛色をした(所謂ロシアンブルーの長毛)個体は、1980年代半ばに誕生しており、「ネベロング」という種類で登録されています。
名前は、「ロシア原産」の「ブルーの毛色」を持つ猫とそのままの意味になります。
●エキゾチックショートヘア
猫種として確立されてからまだ50年ほどと比較的新しい種類になります。
元々は「短毛のペルシャ」、あるいは、「ペルシャにアメリカンショートヘアの毛色を持たせる」のが目的で交配が始まりました。
1950年代に、「ペルシャとアメリカンショートヘア」や「ペルシャとバーミーズ」という組み合わせで、盛んに異種交配が行われていましたが、なかなかうまくいきませんでした。
1970年代に入り、比較的安定してきたため、猫種として認められるようになっていきました。
現在でも、血統を安定させるため、様々な工夫が試されています。
しかし、劣性遺伝子同士の交配で、長毛のエキゾチックが生まれてしまうことがあります。
この場合は、エキゾチック「ロングヘア」とする場合や、「ペルシャ」として登録されることもあるそうです。
名前は、当初「銀」の毛色から「スターリング」と呼ばれていましたが、他のカラーも認められるようになり、今の「エキゾチック・ショートヘア」と改名されました。
いかがでしたでしょうか??
かなり昔からいたねこちゃんや、最近誕生したねこちゃんまで、調べていくと様々なストーリーがありとても面白かったです🐱
由来シリーズは一旦終わりますが、また機会があればお伝えしたいと思います🔎
以上、愛玩動物看護士の阿部でした!