2022.01.30
ブログ
動物看護師の上田です。
年末から一段と寒くなってきましたね(>_<)
今年もお家時間が増え、ペットとのんびりした時間を過ごしてみたり、
ほっこりあたたかい空間でペットと過ごす時間は飼い主さんの心を
癒してくれるはずです❣
話は変わり、今回は歯周病についてお話しします(^^♪
いままでワンちゃんと遊んだり抱っこした時お口の臭いを感じることはありませんか❓
お口が臭うと歯周病の可能性が…💦
歯周病は、歯垢や歯石が原因で歯を支える歯茎などの組織に起こる炎症です。
口臭、歯肉の腫れ、出血などの症状がみられ2歳以上の犬の80%以上が
歯周病にかかると言われています。
炎症がひどくなると、目の下に膿が溜まって腫れてきたり、
顎の骨が溶けて骨折することも…😢
また、歯周病の原因である歯周病菌は、心臓、腎臓、肝臓などの全身の臓器に悪影響を
及ぼし、胆泥症、糖尿病、腎臓病、心臓病など様々な全身疾患を引き起こすことがあります。
歯周病に対する治療は、歯石除去や口腔ケアがありますが、歯石除去は麻酔下での処置になります。
年に1回歯石除去することで、ワンちゃんの死亡リスクを20%減らしたという報告も挙げられていますが、
無麻酔による歯石除去は、歯や口腔内を傷つけるためおすすめはしていません。(当院では行っておりません)
なので、お家での口腔ケアが大切になります。
どのようなケアをすればいいのか?
日頃の口腔ケアが必要になってきますが、一番のケアは歯みがきです!(*^-^*)
犬の場合は、3~5日で歯垢が歯石に変わります。
毎食後に磨いてあげるのが理想ですか、1日1回短時間でもいいので歯みがきしてあげましょう🐶
難しいようなら最低でも3日に1度することで、歯垢を取り除く事はできるので、
できるときに、できる範囲で歯みがきをしてあげましょう‼(歯みがきシートでも可)
歯みがきが難しい場合は、その子にあったデンタルケア(サプリメント、デンタルガム、フード等)で
ケアしてあげましょう。
歯みがきでお口の中をケアすることは歯周病の予防につながるだけでなく、
ご家族とのコミュニケーションを深められる行為なので、正しい歯みがきで、お口の中を
ケアしていきましょうね!
※色々な種類のデンタルケア商品を取り扱っております。詳しくはスタッフまでお尋ねください。