2022.09.14
ブログ
AHTの新居です。
9月にはいり、日中はまだまだ暑いですが、朝方や夜は少しずつではありますが、気温も下がり秋も間近ですね!
秋といえば「スポーツの秋」や「芸術の秋」、「読書の秋」と色々ありますが、やはり自分は「食欲の秋」です🍁
秋にはたくさんの美味しい旬な食材があり、今年の秋は「食欲の秋」を楽しみたいと思います!🍇🌰
さて、話は変わりますが前回わんちゃんとねこちゃんの混合ワクチンについてお話しさせていただきました。
今回は、ワクチン接種後に誰にでも起こりうる「ワクチンアレルギー」についてお話ししたいと思います!!
「去年はワクチン全然大丈夫だったから、今年も大丈夫」とは言い切れません。
ワクチンアレルギーは、いつ起きるかは分かりません!
ワクチンアレルギーが出たときに、迅速な対応が求められます。
どんな症状がでるのか、知っておくだけでもかなり対応が変わってくると思います。
~ワクチンアレルギーとは?~
ワクチンの中に含まれている、牛由来のタンパク質に反応して症状がでると言われてます。
ワクチンアレルギーには、接種後すぐに症状がでる「即時型」(アナフィラキシーショック)と接種からしばらく経ってからでる「遅延型」の2つに分けられます。
~即時型(アナフィラキシーショック)のアレルギー反応~
ワクチン接種から数分~数時間で主に
●けいれん
●呼吸困難
●低血圧
●虚脱(ぐったり)
●尿失禁
●チアノーゼ
などの症状がでます。
早急に対応しないと命に関わることがあります。
~遅延型のアレルギー反応~
ワクチン接種から数時間~数日で主に
●顔や目の周りの腫れ(ムーンフェイス)
●皮膚の湿疹
●発熱
●注射した部位が腫れる、痛がる
●元気、食欲の低下
●嘔吐、下痢
などの症状がでます。
~ワクチンアレルギーの対策~
過去にワクチンアレルギーを起こしたことがある場合は、ワクチンを打つ前にアレルギーを抑えるお薬を注射します。
また、抗体検査をして、抗体が充分にあれば接種せず、抗体がなければ接種するといった選択をとる事もできます。
ワクチンの種類を変えることも1つです。
アレルギーを起こしたことがなくても以下の点には注意しましょう。
①ワクチン接種日は、体調の良い日を選びましょう。
②できるだけ午前中にワクチン接種をしましょう。(アレルギー反応が出た時に対応しやすいため)
③接種後2~3日はシャンプーや激しい運動を避けましょう。(体温が上昇するとアレルギーが出やすくなるため)
④接種後は、体調の変化を注意深く観察しましょう。
いかがだったでしょうか?
ワクチンアレルギーはとても恐いですが、ワクチンはわんちゃん、ねこちゃんの健康を守る上で大切な予防です。
ワクチンの事で気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。